Abstract
本研究は,オーストラリア・モナシュ大学で行われているアート(Art)・地域社会
(Community)と環境(Environment)を包括的に捉えながら遊び・アート・学びを創出する教育プログラムに触発され,日本ではどのように展開できるかを探るために,異なる文化的背景をもつ筆者らが実施した共同研究の段階的な過程と成果を報告するものである。山形県の県の鳥であるオシドリを起点に一連の研究を実施し,その中で得られた知見を整理し考察した。芸術教育者の省察と探求方法論である A/r/tographyや芸術に基づく研究(ABR)で多用される詩的探求を取り入れながら,一連の調査・制作・研究を行なった結果,制作物を持ちながら他者と共にその地域にとって意味ある場所に訪れることで新たな意味生成の可能性が見出された。制作者/研究者/教育-学習者としての筆者らにとって,制作を通して対象物と長く向き合い,実践・研究・学びの過程で深く関わることで,対象の内面化が促進された。鳥としての「オシドリ」は生き物から制作物へ,そして筆者らの仲間へ,さらに,筆者らの研究過程で新しい気づきや学びをもたらす契機のような存在へと変容してきた。
(Community)と環境(Environment)を包括的に捉えながら遊び・アート・学びを創出する教育プログラムに触発され,日本ではどのように展開できるかを探るために,異なる文化的背景をもつ筆者らが実施した共同研究の段階的な過程と成果を報告するものである。山形県の県の鳥であるオシドリを起点に一連の研究を実施し,その中で得られた知見を整理し考察した。芸術教育者の省察と探求方法論である A/r/tographyや芸術に基づく研究(ABR)で多用される詩的探求を取り入れながら,一連の調査・制作・研究を行なった結果,制作物を持ちながら他者と共にその地域にとって意味ある場所に訪れることで新たな意味生成の可能性が見出された。制作者/研究者/教育-学習者としての筆者らにとって,制作を通して対象物と長く向き合い,実践・研究・学びの過程で深く関わることで,対象の内面化が促進された。鳥としての「オシドリ」は生き物から制作物へ,そして筆者らの仲間へ,さらに,筆者らの研究過程で新しい気づきや学びをもたらす契機のような存在へと変容してきた。
| Translated title of the contribution | Un/folding an A/r/tographic Journey: Moving with/through/between art, dialogue and poetry |
|---|---|
| Original language | Japanese |
| Pages (from-to) | 77-87 |
| Number of pages | 11 |
| Journal | Bulletin of the Teacher Training Research Center, Yamagata University |
| Volume | 21 |
| Publication status | Published - Mar 2026 |
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